18年冬アニメ 感想その3

『スロウスタート』 4話視聴

「パンチが弱いな~」と3話まで思って見ていましたが、4話の大会さんとの出会いでようやく核心に触れた感。1年遅れる恐怖は私も身にしみて分かります。 …… (え?)
中学浪人はほとんどの人が経験しないだけに追求して欲しいですよねやっぱり。3話までは花名ちゃんというスロウスターターが「普通」にいかにして馴染むかという日常系を踏襲したストーリーだったため、毒にも薬にもなりませんでした。ここで切った人がいると思うとちょっと惜しい。
「普通」とは何か? そんな哲学的なテーマに昇華しそうな雰囲気も漂っています。

『からかい上手の高木さん』 4話視聴

3話で確信しましたね。これはpixivであればドMホイホイタグが付く作品であることを。以前「ハルヒ」や「えむえむっ!」を引き合いに出しましたけど、少しズレていました。
罵詈雑言を浴びせたり高圧的な態度で接したりすることだけがドMを喜ばす方法ではないんだぞ、と言いたい。ビジュアルやインパクトに惹かれがちだけど、「手のひらの上で遊ばれている」感覚が重要なのです。だろ西方?
分かる人にだけ分かってもらえればいいです……

『りゅうおうのおしごと!』 4話視聴

3話の研修会試験は熱かったです。周囲の人があいの才能を徐々に認めていくさまを見るのは快楽的でした。
4話は新たに弟子を取るという展開でしたが、ストーリーの道筋として破綻していない。『のうりん』を手掛けた原作者だけにしっかりしているよなと。

『宇宙より遠い場所』 4話視聴

今季アニメにおいて最もスケールの大きさを感じる作品。
目の前にそびえる大きな山(=課題)を一歩ずつ登っていく感覚。正直、これは実写映画でやってもかなりのものが出来上がるんじゃないかと思います。
主人公が自分に足りないものや欠点を補いながら成長していくというのは物語の王道ですし、しかもそれが明確に示されている。それだけに今後の展開に期待を持てますね。

『ラーメン大好き小泉さん』 4話視聴

20半ばで肝臓ぶっ壊しそうだなと心配になりそうなほどラーメンが好きな小泉さんが、ひたすら食べまくるだけのアニメかと思いきや、意外にも大澤さんの存在のおかげで人間ドラマが成立している。これは30分アニメだからこそできることです。
食べ物に限らず何かしらのテーマの薀蓄や感想を披露するだけの作品は死ぬほど溢れている証拠なのかなと思います。『だがしかし』も駄菓子エピソードだけでなくキャラクターの行動で成り立っていますからね。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 4話視聴

これもまたかなり深いテーマですね。
「人の気持ちは分かり難い」 これは当たり前のことなんです。しかし、とりわけ日本では集団にうまく溶け込むことや相手の気持ちを慮ることが重要視され、しかも社会において当然に要求されることなので、「人の気持ちは分かり難い」といったテーマがおおやけに取り組まれることは希薄です。皆が暗黙の共通認識を持っているからこそ、表面化して扱おうという文脈が乏しい(国語の「作者の気持ちを答えよ」みたいな問題は一切役に立たない)。
そしてヴァイオレットちゃんは戦線にずっと配属されていたため機械的なコミュニケーション方法しか知らない。その彼女が「人の気持ちは分かり難い」を瞭然と示しています。
物理的な貧困はお金で解決できますが、精神的な貧しさはお金ではどうにもなりません。そんな彼女へ周囲はどのように干渉するのか。それがこの作品の見どころだと思います。

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18年冬アニメ 序盤の感想その2

『ミイラの飼い方』 2話視聴

ミイラの中身が知りたくて――。
「もしも手のひらサイズのミイラがペットになったら」というifを描くお話で、ミイラってのがおもしろいですね。なぜミイラなんだろう。
2話はミイラが学校内をあっちへこっちへ行くストーリーがありました。
それがちゃんとミイラ視点で描写されていたので、「ちっこいミイラ」という新規性をグッと感じることができました。もっとも、「ちっこい生物」で捉えればミニイカ娘というのがおりまして……
ところで日本語が通じているのはどうしてなんだろう? まあ、可愛いからいいか。1クールに1本こういうのがあってもいいよね。

『デスマーチから始まる異世界幻想曲』 2話視聴

1話でさんざんダメだと言っておきながら2話で急回復。
2話は主人公の、国の文化を探ろうとする姿勢を伺えました。通貨、言葉、ヒエラルキー、料理、生活様式etc. 国が違えば文化も違うのが当然です。
つまりこの作品からは、異世界を描こうとする意欲が感じられます。その点では兄貴分(?)の異世界スマホよりも好印象ですね。スマホポチポチで全部解決するんじゃないんだよと。
そして2話の終盤でようやく、主人公がゲーム内世界について疑問を持つようになります。次回以降の展開に受け手は釘付けになることでしょう。
こうなってくると近年稀に見る最悪の1話が非常にもったいないぞ……

『恋は雨上がりのように』 2話視聴

不器用なおじさんはカッコイイ。オタク達が気付きはじめたようで……
橘さんの家に訪問する前にアポを取らない店長、ペディキュアを足のケガだと勘違いする店長、いいじゃないですか~~。
「不器用」と「橘さんが惚れる程度のカッコよさ」の両立。このバランスが絶妙に成り立っています。
また1話では、橘さんの、バイト先の人間関係と学校での人間関係の両方のシーンが挿入されており、クールな橘さんの人間味が多角的ににじみ出ています。
今季最も楽しみなアニメのひとつです。

『だがしかし』 2話視聴

尺を短くした分、お話が濃縮になったような気がします。
2期では駄菓子のみならず恋愛模様的なものも描いて欲しい。それくらいキャラクターが魅力的だから。

『たくのみ。』 2話視聴

お酒の注ぎ方もおつまみも参考になる。
オタクの飲み会って、大量の安酒を胃にぶちこむスタイルに陥りがちなのでこんな飲み方もしてみたいものです。
これも「おじさんがやっていることを美少女に置換したシリーズ」ですな。

『ゆるキャン△』 3話視聴

女の子メインではなく自然や独特の雰囲気の上に女の子がいるというスタンスでつくられているらしいですね。花守ゆみりちゃんのトークショーに参加された方によると。
リンちゃんと『ラーメン大好き小泉さん』の小泉さんは気が合いそう。
ところで、各務原さんのお姉ちゃんが乗っている車は日産のラシーンですね。
2000年に生産終了したラシーンは、SUVにカテゴライズされながらオフロード走行は苦手という欠点がありながらも、可愛らしい外見で当時の若い女性にウケました。アウトドアだからといってパジェロやジムニーみたいな本格SUVを登場させるのではなく、あえてラシーンを選ぶ。このように細部までこだわる姿勢によってこの作品の「ゆるさ」が成立していると思いました。
あと、冬キャンプからスタートしているのがいいですね。冬のアウトドアは装備やウェアにお金がかかりますし、体力的にも夏よりキツいし、水道も凍ります。
人が少ないシーズンを選ぶところにリンちゃんのキャラクター性が出ていて微笑ましいものです。
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18年冬アニメ 序盤の感想

『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』 1話視聴

異世界スマホを10とするなら、この1話は1か2しかない。
まず導入が酷いです。異世界スマホ同様、主人公の現実世界への未練のなさが異常です。異世界スマホでは現実世界シーンはほとんど描かれていませんでしたが、デスマは社畜シーンをあれだけ垂れ流しておきながらあの未練のなさ。
社畜なら現在取り組んでいるプロジェクトの進行を気にするのがもっともらしいのでは? 当人はあれを夢だと思いこんでいましたけど、もっと疑えよ! 仕事を心配しろよ! と。迷子の女の子のシーンも謎。今後回収されるんでしょうけど。
1話見た感じだと、ゲームの世界の入ったということなのであれば、比較対象は異世界スマホというよりSAOに近い気がします。

『からかい上手の高木さん』 2話視聴

賭けごと上手の高木京介さん。……いや、お前は下手だろ!
じゃなくて、この作品はわりとツボです。『となりの関くん』を30分に伸ばしたんじゃ薄くなりそうだなと思いきや、ラブコメ要素のおかげでそうでもない。とはいえ30分じゃちょっと長いかなという気もしますが(どっちだよ)。
高木さんのような「女の子が男の子にグイグイいく」系のキャラはハルヒから始まったような気がします。しかしハルヒより、『えむえむっ!』の石動さんより、高木さんはジトーッっとした感じで来るので、たまらない人にはたまらないでしょうね。

そして高木さんと西方くんの身長がほぼ同じという点が気になりました。
ちょうど年齢的に第二次性徴が表出する、まさに真っ只中だと思うんですよ。そこから時間が経つにつれて、男女の違い、性の違いを徐々に意識するようになり、恥じらいという感情の表面化が進む。
作中でそのような物語が描かれるか注目します。

『ポプテピピック』 2話視聴

これこそ15分でいいと思います。声優をちょっといじくるだけでオタクはバカウケするんだからチョロい。
後半の15分は蛇足でしかない。むしろ辞書の蛇足の項目を「ポプテピのBパート」に差し替えたい。

『三ツ星カラーズ』 2話視聴

主人公がJS3人ながら話の広がり方にスケール感。日常に非日常を見い出せる優れた着眼点は小学生ならではでしょう。
上野の人々がまた良い役割をしています。対抗は『みつどもえ』でしょうけどあれより人数はシンプルですね。

『ゆるキャン△』 2話視聴

その名の通り「ゆるさ」がモットー。ところが、作中に登場するアウトドアの知識・情報は基本に忠実です。
1話の主題になった焚き火はアウトドアの基礎中の基礎だと思います。火は、調理したり暖を取ったりするのにも使えますし、炎を見ていると心が安らぐものです。

そして焚き火をするのにも、上手な人と下手な人がいます。
焚き火の目標は必要最小限の火力を長時間持続させることであって、火を大きくすることではない。
下手な人はとりあえず燃やせばいいと思って薪をガンガン放り込んでしまい「温もり」ではなく「熱い」炎をつくってしまう。
上手な人は温もりのある、囲める炎をつくり出す。
ステレオタイプなイメージだとネイティブ・アメリカンが火の扱いに長けていて白人は下手ですね。ホワイトガソリン撒いときゃいいだろ的なノリで。
だからキャンプファイヤーは教育上よろしくないですよ。デカイ火を囲んでみんなで歌ったり踊ったりするのはあれはあれで楽しいんだけど、学ぶものがない。アウトドアとは自然から学べる機会でもあるのです。

リンちゃんは焚き火の本質を理解しています。しかも『ゆるキャン』は1話でその奥の深いテーマを選んだという点において非常に好感が持てますね。
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2017年アニメ個人的ベスト5

♪シャンシャンシャンシャン

というわけで(どういうわけだ)書く気が起きたので、昨年アニメを40本前後見たなかで個人的に良いと思った作品を5つ選びその感想を書いていこうと思います。

5位 弱虫ペダルNEW GENERATION (3期・冬・2クール)

13年の1期から好きな作品ですが、3期は手嶋くんがま~カッコよかったですね。
1~2期は実力が及ばずサポート役を務め、合宿でミートグッバイを起こしたあの彼が、今度は新チームを引っ張ると。
時間とともに仲間とともに成長するというカタルシスは王道中の王道で、一歩間違えばマンネリになる。
しかし弱ペダは、白熱の勝負シーンと異様なまでに多い回想シーンを挿入することで王道をおもしろく描いていました。やはり『イカ娘』終わった後の秋田書店のエースです。
髪切ったらもっと速く走れるだろというツッコミはなしで……

4位 このはな綺譚 (秋)

今年の秋アニメは豊作だった印象ですが、それを差し置いても『このはな綺譚』は際立ちます。
この作品の真髄は、日常と非日常の境界線が曖昧という点です。
此花亭はあの世とこの世の間にあるのに、旅館としてとらえると日常的で、でも従業員は狐だし、来客も非日常に寄っている。そしてその非日常なキャラクターたちは、きわめて人間的な性格を持っている。
世界観は幻想的で、でもキャラクターは人間味が溢れていて、その相反こそがこの作品の本質ではないのでしょうか。
しかもストーリーは人間性の追求をテーマにしているように感じられるのに、見終わった時に重々しさではなく清々しさを感じます。
そう思った瞬間には、既に『このはな綺譚』の物語観に飲み込まれているんですよ。

3位  賭ケグルイ (夏)

この作品は博打好きの野球選手が出くるストーリーで……おいこら(船見結衣)
突拍子もない行動をするけどギャンブルの才に長けた夢子に毎回ハラハラさせられました。
改めて思うのは声優の上手さですね。蛇喰夢子(CV.早見沙織)と早乙女芽亜里(CV.田中美海)を筆頭に、臨場感というかその場の緊迫感が伝わってきました。
余談ですが、95年世代声優で最も演技が上手いのは田中美海さんだと思うんですよね。シリアスな場面でもあんなに手に汗握る演技ができるのかよと驚きました。
彼女は天才肌なんですが、W○Gというちっこいちっこい器に収まってしまっているためにその素質がなかなかオープンになりません。正直、○UGにおいて声優の素質を持っているのは田中だけですよ。まあ才能を100%見せずに茶目っ気たっぷりに振る舞うあたりが田中の良さのひとつなんですけどね……
話を戻します。『賭ケグルイ』で少し気になったのは、この作品の本題は「ギャンブル」であるはずなのに、相手のイカサマを見破る「謎解き」にすり替わっているところです。それを回避あるいはリカバーするために『賭ケグルイ』というタイトルなのかもしれませんし、出てくる人物が総じてK原S生も真っ青なギャンブル狂だったりするんでしょうけど。
まあでもおもしろかったです。実写ドラマも見ますよ。

2位 アニメガタリズ (冬)

冬アニメのダークホース的存在。ドラフト直前に調子を取り戻してソフトバンクに2位指名された高橋礼のような作品です。
文化祭の自主制作アニメのあの絶妙な素人臭さの再現度合いと、EDが未完成だからステージに上がってダンスという流れ。特にあのエンディング未完成→踊っちゃえ!のクダリは2017年で一番鳥肌が立ったシーンかもしれません。
この作品は、アニメのあるあるやパロディネタを取り入れて半ばおちょくるような形で物語が進行していきます。しかし、その
物語の中で「生徒会が権力を持ちすぎ」というアニメあるあるを地で行っている。それが滑稽でおもしろい!

1位 サクラクエスト (春・2クール)

P.A.WORKSのお仕事シリーズが17年ナンバーワンに決定です。
「町おこし」という答えがないものを追求することを題材にした時点でもう勝ちな気がします。
町おこしとは、野球のチームづくりと同様のことで、金を注ぎ込めば正解という話ではない。金と、知恵と、ノウハウが三位一体にならなければ成功しません。
故・竹下登元首相はふるさと創生事業と題してクソ田舎にお金をばらまくという政策を行ったことがあります。そのお金を上手に使った自治体もあれば、人を集められると期待しながらムダなデカイ構造物を作ったけど観光事業には失敗した自治体もあります。
竹下氏は後に無駄遣いではないかと問われたところ「違うんだよ、これによって地域の知恵がわかるのだ」と答えたそうです。
氏は1億円を使って地方はバカだということを証明してみせたわけです。

『サクラクエスト』には積極的に町おこしに参加しようとする人もいれば、保守的な考えを持ち観光協会の施策に反対する人もいれば、そもそも無関心な人もいる。さらには資金不足で計画が頓挫しそうなシーンも度々挟まれます。
町おこしを実行するためには多くの人を巻き込まないといけないし、多額の資金が必要だという“リアル”が生々しく描かれています。でも由乃ちゃんやしおりちゃんをはじめとする観光協会の面々は必死に自分の持っている資源を持ち寄って、相互補完的に問題を解決する姿勢を見せています。
最終回では結局、町おこしにおける答えは出ませんでした(と思う)が、それでいいんですよ。だって明確な答えなんてそもそも存在していないし、それに立ち向かう姿勢に価値があるのであって。むしろこの作品そのものが答えのひとつとして暗示されているのかもしれません。
すごく現実的で、でもアニメらしい、素晴らしい作品でした。
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自炊は本当に特か?牛丼を例に考える

あけましておめでとうございます。

新年早々、あるツイートがTLを賑わせました。
わざわざ引用するのも気が引けるので概要だけざっくり書きますが、
「1000円(約400g)の国産牛肉を自分で調達し調理すれば、大盛りサイズでも一食250円ほどで牛丼のアタマが食べられる」
というものです。

なぜバズったのかというと、まずこのツイートは「自分で作ればこれだけ安くつくのにまだ牛丼チェーン店に通っているの!?」というニュアンスが存在しています。
このツイートへのリプライは「自炊には材料費だけでなく調理器具やガス代などの費用も考慮しなければならない」「牛丼チェーン店に通うのは時間を節約できるから」などの反論も目立ちます。
ひとつの主張が、様々な角度からの反論や同意の意見を巻き込んで伸びていく……というありがちなパターンです。

私は外食よりも自炊の方が多いので、元のツイート主の主張はまあ理解できる。
しかし、自炊には原材料費以外の費用が多くかかるのは事実であり、果たして「自炊は外食よりも安くつく」は本当なのだろうか? ということを牛丼を例に出して、改めて考えてみました。

まずは「牛丼1杯つくるのに必要な費用」を算出するのですが、まずは計算の前提の説明から。
この種のツイートが論争に発展する理由は「変動費と固定費が区別されていないから」だと私は考えています。
料理をする人にとっては、料理をするごとに追加的に発生する原材料費だけが眼中にあるため、料理をしない人の視点が乏しいです。
言うまでもなく、料理をするためには鍋や包丁などの調理器具やキッチン家電に初期投資が必要であり、その固定費的な費用が存在します。
その認識の差異こそが論争や2万RTを生み出すのです。
そこで変動費と固定費で費用を区別した上で計算してみました。

a.png


※計算上の注意書き
・牛肉は元のツイート主が記述した通り、100g250円で計算
・玉ねぎは3個100円と想定
・米の価格は次のサイトを参考にし独身男性の平均的な購入価格で計算
買っている お米の値段は いくらぐらい? 5キロ当たりの 相場を探る(最新)
・調味料はそれぞれの好みもあり量も一定ではないと考えおおよその価格。ただし450ml入りのボトル醤油が300円と想定した時に大さじ一杯15mlが10円のため、大きなズレはないと思われる
・電気代は炊飯時に生じるものを次のサイトを参考に算出
炊飯器の電気代を実際に計算してわかった6つのポイント
・ガス代は鍋を火にかける際に発生するものを次のサイトを参考に算出
ガスコンロで調理する都市ガスとLPガスのガス代をリアルに比較!
・水道代は次のサイトを参考に東京都内の料金を基準に算出。炊飯時と調理時、手洗いに使用される量を1リットルと想定。無洗米を使用するため米は洗わない。食器洗いは考慮しない
よくある質問 節水について
・固定費の家電・調理器具の価格は筆者の経験を元に算出

牛丼一杯つくるのに必要なの変動費は約380円。吉野家のHPで確認したところ、現時点の牛丼大盛りの価格は550円(アタマ大盛りは480円)です。
なので自炊の場合、牛丼チェーン店で食べるよりも約170円安くつきます

しかし!固定費を合計すると約35,880円となり、牛丼どころか上等なステーキを食べられるくらいの価格になってしまいます。
元のツイート主への反論はまさにこの点だと思います。

では、固定費35,500円を回収するためには牛丼を何杯つくればいいのか?
牛丼一杯自炊するごとにチェーン店との差額170円が利益として発生すると仮定しましょう。あくまで計算の便宜上の話です。

35,500÷170=208.82
計算上、209回目の自炊で元が取れることになります。
今年の1月1日から毎日1杯牛丼をつくったとしたら7月28日にはもう初期投資がチャラになっているということです。これが事実上の損益分岐点でしょう。

以上をもって「牛丼を209回自炊するとチェーン店で食べるよりも安くつく」と結論付けられます。
ところが、ここまで書いてきた内容の問題点がいくつか出てきます。
そのひとつは金銭的な費用だけを考慮して人件費を念頭に置いていないところです。
吉野家で牛丼を食べようと思い立ったら、店に入り、席に座り、店員に注文し、2,3分待つと温かい牛丼が自動的に出てきて、食べ終わったら片付けも食器洗いも全部店員がやってくれる。
自炊となると下ごしらえを含む調理や食器洗い、生ゴミの処理などもすべて自分でしなければなりません。

今回の計算ではチェーン店と自炊の牛丼一杯の差額は170円と出ましたが、それは手間賃と考えていいかもしれません
手間賃を払って楽をするか、それとも自炊で節約するか。
その判断は個々人の価値観に依存するので結論を出すことはできません。ただひとつ言えるのは、自炊が苦だと感じる人は絶対に209杯も牛丼をつくることをできないだろうし、自分でつくる過程を楽しめる人は自炊の習慣が自然に身につくだろうということです。
その違いは自分で判断すればいいですし、他者から強要されるものでもありません。

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