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柳裕也「0.95」、加藤拓也「15.99」、澤田圭佑「1.99」 数字に表れる六大学先発トリオの個性

2016年の東京六大学秋季リーグは、明治大学が2季連続39回目の栄光を手にした。
順当といえば順当だろう。主戦投手の柳裕也と星知弥、主軸の佐野恵太と控え捕手の中道勝士がドラフト会議で指名されたし、正捕手の牛島将太と3年生左腕の齊藤大将は6月に日本代表に選出された。
チーム打率.296とチーム防御率1.78は両方とも6大学トップで、この選手層の厚みにかなうチームはまず無いだろう。

このリーグで勝つための原動力は、やはり先発投手だ。
2勝先取の勝ち点制というルールがある以上、試合を作れるエースを確保することが至上命題となる。
今年のドラフト会議では3人のエース達が指名された。
明治大・柳裕也(中日1位)、慶應大・加藤拓也(広島東洋1位)、立教大・澤田圭佑(オリックス8位)である。
成績を分析すると各人の特徴を表す数字が驚くほど取れたので、以下に書こうと思う。

着目した指標


被本塁打率与四死球率奪三振率に特に注目した(指標と言っても大したものでは無いが)。
この3つは完全にその投手の責任と言い切ることが出来るからだ。勝利数や被安打率、自責点・失点は味方野手や後続投手によっても左右されるので、さほど注視しなかった。
また、球数についても関心をもったので合わせて述べる。
これを踏まえて詳しく見てみよう。

ナンバーワン評価の柳裕也はゲーム支配力が高い




2球団競合の柳はさすがといった数値だ。
被本塁打率は年々低下しているし、奪三振率は3季連続で10超えをしている。
WHIPは(四死球と被安打との区別が付いていない点が問題だが)やはり3季連続で1を下回っている。タイトルの「0.95」はこれである。
その一方で四死球率も3季連続で悪化しているのが不安材料だ。
六大学出身者を例に上げると、野村祐輔のそれが1.68、三嶋一輝が3.20、福井優也が3.75、石田健大が2.26であった。
低いに越したことはなく、出来れば2.50以内で抑えていればもっと見栄えは良かった。
しかし、その不安を払拭してくれるのが表の一番右側にある「1回あたり球数」の良化だ。
投球数/投球回数で算出される。言わずもがな球数は少ない方がいい。
4年秋の1イニング当たり14.40球という数字は3人の中で最も低かった

現役最多26勝の加藤拓也はパワー系




加藤を知らない人は巨人の澤村拓一やDeNAの山口俊を思い浮かべてみるとよい。なんとなく似通った部分がある。
150キロを超えるストレートを全面に押し出す投球と、平気な顔でそれを9回までやってのけるスタミナが彼の武器だ。
そんなピッチングスタイルはしっかりと数字に反映されている。
4年秋の被本塁打率0.14は柳裕也の0.18を僅かに上回る。澤田は0.00だが21回1/3を投げて規定未到達なので参考程度に。
奪三振率も10.57と自己最高、早慶戦でも2勝とまさに4年間の集大成に相応しいシーズンだったと言えよう。
もちろんよろしくない面もあって、四死球率と通算15.99球という1回あたり球数はいただけない。簡潔に言うと投球の内容が悪い
四死球を5個も6個も出して、すました顔で9回に150キロで打ち取る、なんて勝ち方をするのだからタチが悪い。
4年秋の投球数トップ3は161球、153球、147球でやはり全部完投している。
日本シリーズでパワーPの岡田明丈が好投したことは良い例になるかもしれないが、150球完投を143試合の日程で何回もできる訳がない。
じゃあリリーフで、と言ってもあの縦に大きく割れるカーブが生きる起用法は先発だ。
基礎のスタミナは抜群に備わっているので、プロでの課題は戦術面を磨くことであろう。
ちなみに打撃もパワフルで通算3本塁打を記録している。ますます山口俊のような気が……

六大学を最も知る男・澤田圭佑




入学当初、スカウトからの評価が最も高かったのは彼ではないだろうか。
大阪桐蔭高時代は藤浪晋太郎と双璧だった。大学では即戦力と期待され1年春の開幕戦にいきなり登板。1年終了時点で他2人を圧倒する1515球を投げ込んだ。
その酷使がたたり、3年春は一気に成績が落ち込んでしまった。
結局4年間で一度も優勝できず、3人の中で誰よりも早くリーグ戦で登板したのに、ドラフトでは最後に名前を呼ばれることとなった。
しかしながら規定未到達は4年秋のみで、その経験値と体力は引けを取らない。
通算四死球率1.99、通算での1回あたり球数14.90という数字が示すように、どちらかと言うと打たせて取るタイプ
4年生では球速はせいぜい140キロ台前半だが、変化球でゴロを量産する。
それがゆえに被安打率が8.31と高めだが、この手の選手は化ける可能性がある。
1年目は体のケアをしつつ二軍で徐々に実戦をこなす事になるだろう。

大学野球の酷使問題


投球数をシーズンごとに集計しそれをグラフにした。



線の傾斜が急なほど酷使されているという事になる。
やはり澤田は1年生の時から主戦として起用されており、差は歴然だ。
しかし加藤は3年秋から急激に球数が増え通算投球数は5343球と、澤田の5455球に一気に近付いた。
この球数の増え方はエースになったという理由もあるし、加藤のピッチングスタイルに起因するものもある。次のような表もまとめた。



加藤の使われ方が異常なのがハッキリと見て取れる。
今秋の早慶戦では中1日おいて連続完投勝利を挙げたが、彼の投球内容からするとなかなか無茶な起用だと言えよう。
ちなみに213球投げたのは2年秋の明大戦で、11回2/3を投げるも最後はサヨナラ暴投で敗戦している。
せっかく「侍ジャパン」というプロ・アマ一体的なイメージをつくりあげている最中なのだから、何かしらの「酷使対策」のような取り決めが出来るタイミングであるはずだ。「○○たま~」なんて言っている場合ではない。

まとめ


最後は少し脱線してしまったが、3人は意外な程イメージ通りの成績を残していた。
連盟HPには投球数も掲載されているので、なかなか面白いデータも取ることができた。
プロ野球は日本シリーズが終わり、すっかりストーブリーグの記事が出るようになった。
しかし大学野球は明治神宮大会という最大の締めくくりがまだ残っている。
残りは短いがその時まで、たっぷりと野球を楽しもうと思う。

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